砂上の楼閣ではなく

日常
先月は楽しみにしていたライトノベルの最終巻が発売されました。仕事が終わってから書店に行くと、いつもライトノベルの書棚の前は「ライトノベルの読者層」の人たちがたくさんいます。その読者層の年齢を大幅に上回っている私はなんとなく居づらい…。

「その本買いたいから、ちょっとそこどいて

と、言えるはずもなく、ただひたすら隙間ができるのを待ちます。
そこで、ライトノベルを買いに行くときはお昼休みにしたのです。
幸い弊社から徒歩3分のところにツヤがあります。お昼に行くと案の定、ライトノベルの書棚の前はガラガラ。
楽しみにしていた最終巻を  し、爆読。でも、最終巻なので、もう新しい話は読めないと思うと淋しい


次に読んだのは東野圭吾→藤沢周平→桐野夏生。何のつながりもなく、毎回、たまたま目に入った作家の本を数冊読み、また次の作家の本を数冊読むという繰り返しです。そして、新聞のコラム覧で米原万里さんの名前を目にし、「次は米原さん」と決めました。
小説やエッセイを何冊か読みましたが、その中にご自宅を建てた時のエピソードが「真昼の星空」の中の「砂上の楼閣」に載っていました。
『テレビや新聞で展開される宣伝、住宅展示場に建てられた美しいモデルハウス、洗練された外装とインテリアが決め手になり大手住宅メーカーと契約した』と。でも『宣伝費を大量に費やす企業は、それを総工費に組み入れるだろうし、見た目の部分が魅力的に仕上がっているとすれば、価格を抑えるため、手抜きが出来るのは目に見えない部分だろう』と。打合わせに半年を費やし、頭金はほとんど戻って来なかったけれども、契約を解除したそうです。
(もちろん、大手住宅メーカーがすべてこのようなことをしていると言っているわけではありません。)

結局、米原さんは『派手な宣伝はせず、モデルハウスは1軒しかないかわりに、今までその会社で住宅を建てた方が自宅を見せてくれ、みな満足して幸せそうな顔だった』業者と契約したそうです。

これって… もしかして…   高橋工務店のこと

日付を見たら2000年8月20日。モデルハウスが今年完成した弊社のことではありません当然ですが。。

でも、目指しているのはまさにコレです

小説が最終巻を迎え、読めなくなるのも淋しいですが、もっと読みたいと思う作家が亡くなっていて、もう読めないのはもっと淋しいですねぇ。

スタッフ:AKB